“二刀流”大谷翔平の質問状を踏まえた上で…米紙が選んだ6球団とその理由
ダークホースは二刀流実績を持つレイズ
続いては、現地メディアでは本命の呼び声も高いヤンキースだ。メジャーで最も名高い歴史を持ち、大都市ニューヨークを本拠地とし、さらに田中将大という先輩もいるチームは「好きにならない要素がない」と分析。大谷が加入すれば、田中、セベリーノ、グレイ、モンゴメリーが先発ローテになると予想し、ジャッジ、バード、サンチェスらの核となる若手選手にも「フィット」するとし、「完璧な組み合わせと見る理由も納得」としている。
4番目には、ジェリー・ディポトGM自ら大谷にゾッコンのマリナーズ。こちらも日本人選手とは深い歴史を持つチームで、先発の補強は不可欠だ。2001年以来プレーオフ進出から遠ざかっている「メジャーワースト記録」を変える可能性を持つのは「二刀流の大谷」だと指摘する。
ダークホースとして挙げられたのがレイズだ。その理由は、昨年のドラフト1巡目で入団したブレンダン・マッケイ選手が、すでにマイナーで“二刀流”を実現しているからだ。マッケイは35試合に一塁もしくはDHで出場し、6試合に投手として出場している。この“実績”は大谷にとって大きなアピールとなる可能性はある。
最後に登場するのが、今季はリーグ優勝決定シリーズで敗れたカブスだ。アリエッタがFAとなったカブスは、先発ローテの補強が急務だが、外野に空きがないのが難点。だが、こちらも日本人選手にはお馴染みの球団で、さらにフロント陣はかつてレッドソックスで松坂大輔と契約したメンバーばかりだ。
以上、6球団の中から大谷の移籍先は決まるのか。はたまた、リスト外のチームが猛烈アピールに成功するのだろうか。注目の移籍先は、早ければ年内にも決まる見通しだ。
(Full-Count編集部)