次なる“育成の星”になれるか 今季支配下を勝ち取った育成選手たち
西武・木村昇、中日・岩崎らベテラン組はオフに戦力外に…
○木村昇吾(西武)
1軍:3試合6打数1安打0本塁打0打点 打率.167
2軍:78試合199打数48安打1本塁打9打点 打率.241
2002年に愛知学院大から、ドラフト11位で横浜に入団。2007年オフにトレードで広島へ。2011年には遊撃手のスタメン起用が増えたが、2012年からは再び控えに。2015年オフに海外FA権を行使したが、移籍先が決まらず、春季キャンプでの入団テストを経て西武に入団。2016年途中には右膝の前十字靭帯を断裂し、そのオフに戦力外通告を受けて、育成契約で再契約していた。負傷も癒えた6月8日に再び支配下に復帰。だが、3試合出場のみに終わった今オフに、再び戦力外通告を受けた。
○リバン・モイネロ(ソフトバンク)
1軍:34試合4勝3敗15ホールド1セーブ 防御率2.52
2軍:3試合0勝0敗1セーブ 防御率0.00
今春WBCのキューバ代表。5月10日に育成選手としての契約が決まり、同23日に入団会見を行なった。その後3軍戦、2軍戦で立て続けに好投し、入団から1か月経たずして支配下契約に。交流戦明けに1軍デビューを果たすと、そこから勝利の方程式を担うまでにジャンプアップ。34試合に投げ、終わってみれば、日本一となったソフトバンクに欠かすことの出来ない投手となっていた。
○西田直斗(阪神)
1軍:出場無し
2軍:69試合137打数30安打1本塁打17打点 打率.219
2011年のドラフト3位で大阪桐蔭高から阪神に入団した西田。1軍出場は2013年の1試合2打席のみ。2016年も1軍出場無しに終わり、オフに戦力外通告を受けて育成選手として再契約を結んでいた。今季は6月17日に支配下登録に復帰したものの、1軍出場はなかった。
○岩崎達郎(中日)
1軍:1試合1打数0安打0本塁打0打点 打率.000
2軍:54試合133打数30安打0本塁打13打点 打率.226
新日本石油ENEOSから2006年の大学生・社会人ドラフト5位で中日へ。2013年にトレードで楽天へ移籍し、2016年オフに戦力外となった。その年の秋季キャンプで入団テストを受け、育成選手として中日に復帰することが決定。シーズン中の7月10日支配下にも復帰を果たしたが、1試合出場に終わり、オフに再び戦力外となった。