5年連続Bクラス中日の外国人査定 退団ゲレーロは35発も…得点圏打率.258
アラウホ、ロンドンはシーズンのほとんどでファーム暮らし
○ラウル・バルデス
23試合(23先発)6勝9敗 14QS 防御率3.76
146回 139安打47四球7死球13本塁打83奪三振 WHIP1.27
ヤンキスやフィリーズ、アストロズなどを経て、2015年に中日入りした左腕。今季で入団3年目となった今年40歳を迎えたベテランだ。早いテンポで次々とボールを投げ込み、登板間隔も中5日だけでなく、中4日での先発も厭わない鉄腕であった。今季は23試合に先発し、14試合でクオリティースタートを達成したが、味方の援護が少なかったこともあって昨季と同じ6勝に終わった。シーズン中にドミニカに帰国した。
○エルビス・アラウホ
6試合(0先発)1勝0敗0ホールド0セーブ 防御率6.48
8回1/3 9安打3四球2死球1本塁打6奪三振 WHIP1.44
フィリーズ、マーリンズなどを経て今季から中日へ加入。2015年にメジャー40試合、2016年にも32試合に登板した実績があり、推定年俸8000万円での加入だったが、期待には応えられなかった。1軍でわずか6試合登板、防御率6点台に終わる。ウエスタンリーグで23試合27回1/3に登板して20四球と制球がやや不安定だった。
○ホルヘ・ロンドン
4試合(0先発)0勝0敗0ホールド0セーブ 防御率5.79
4回2/3 7安打2四球2死球0本塁打4奪三振 WHIP1.93
カージナルス、ロッキーズ、オリオールズ、パイレーツなどを経て、今季から中日へ。最速160キロに迫るストレートが武器だったが、1軍では4試合に投げて防御率5.79と奮わず。シーズンの多くで、1軍の外国人枠がバルデス、ジョーダン、ビシエド、ゲレーロで埋まっていたこともあり、ファーム暮らしが続いた。
○ジョーダン・ノルベルト
18試合(11先発)6勝4敗0ホールド0セーブ 7QS 防御率2.30
74回1/3 52安打35四球6死球2本塁打66奪三振 WHIP1.17
アスレチックスやレイズ傘下を経て、2016年から中日へ。1年目の昨季は22試合に登板して6勝6敗。左肩痛での抹消期間もあったが、今季は18試合に登板し、11試合が先発、7試合が中継ぎと役割が変わりながらのシーズンを送った。先発した11試合でクオリティースタートが7試合、防御率2.30、WHIPは1.17と残した数字はまずまずであった。