2220万円増の大田一問一答 日ハムで再確認した「忘れてはいけないこと」
未完の大器が新天地で開花、島田代表も評価「チーム方針を彼が一番実践していた」
日本ハムの大田泰示外野手が5日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2100万円から2220万円増の年俸4320万円でサインした(金額は推定)。
巨人から移籍1年目。未完の大器と言われた右の大砲が、新天地で開花した。118試合に出場し、プロ9年目にして初めて規定打席に到達。427打数110安打46打点15本塁打、打率.258とキャリアハイの成績を残した。
球団の島田利正代表は「常に全力で最後まで諦めずに戦うというチーム方針を移籍してきた彼が一番実践していた」と高く評価した。
来季プロ10年目を迎える大田は、更改後の会見で全試合出場と25本塁打を目標に掲げた。主な一問一答は次の通り。
――サインは?
「もちろんしました」
――金額を見た時に湧いた感情は。
「素直にうれしかったです。想像以上の提示してもらって、何も迷うことなくサインしました。来年活躍しなきゃいけないという責任感で、身が引き締まる思いです」
――球団からどういった点を評価してもらったか。
「規定打席と、ジャイアンツでの成績を上回ったこと。自分のモットーである全力プレーもしっかり評価していただき、うれしさもあります。それはやっぱり忘れちゃいけないことかなと思います」
――移籍1年目。何か球団に伝えたことはあるか。
「ファイターズの環境はすごく良くて雰囲気もいいです。もっともっと雰囲気を良くして、自分がチームを引っ張っていける存在になりたいと思っています。ファイターズに僕からどうこうというのははないです」