厳しい現実に直面する選手も…過去5年で最多8人獲得の巨人、FA補強の結果は?
今季は史上初のFA3選手獲得も、3選手ともに期待に応えられず
【2016年】
○陽岱鋼(日本ハム)
2015(日):86試合352打数91安打7本塁打36打点14盗塁 .259
2016(日):130試合495打数145安打14本塁打61打点5盗塁 .293
2017(巨):87試合330打数87安打9本塁打33打点4盗塁 .264
球界史上初のFA選手3人獲りとなった「30億円補強」の1人。5年総額15億円超とも言われる巨額契約で巨人へ。だが、1年目の今季は下半身のコンディション不良で、まさかの開幕1軍からも外れた。6月になってようやく1軍に昇格。87試合の出場で打率.264、9本塁打は、大きな期待に見合うほどの活躍とはならなかった。
○森福允彦(ソフトバンク)
2015(ソ):32試合0勝2敗14ホールド0セーブ 17回 25安打 5.82
2016(ソ):50試合2勝1敗16ホールド0セーブ 27回 23安打 2.00
2017(巨):30試合1勝3敗6ホールド0セーブ 20回2/3 23安打 3.05
陽岱鋼らとともに「FAトリプル補強」で加入した1人。3年4億超でソフトバンクから巨人へと移籍した。左キラーとしてだけでなく、セットアッパーとしても期待されての加入だったが、開幕から出遅れてファームへの降格も味わった。結果的に30試合に投げて1勝3敗6ホールド0セーブ、防御率3.05に終わり、こちらも期待ほどの活躍とはいかなかった。
○山口俊(DeNA)
2015年(De):20試合3勝6敗 114回1/3 127安打119奪三振 4.49
2016年(De):19試合11勝5敗 138回2/3 112安打121奪三振 2.86
2017年(巨):4試合1勝1敗 21回 24安打22奪三振 6.43
「FAトリプル補強」で最も期待を裏切ったのが山口だろう。DeNAから3年契約で巨人へ移籍。だが、前年から抱えていた右肩痛の影響で開幕に間に合わずに出遅れ。移籍後初先発となった6月14日のソフトバンク戦で6回無安打無失点に封じ、チームは継投でのノーヒットノーランを達成。だが、7月に泥酔して負傷しただけでなく、訪れた病院で警備員に暴行に及び、大きな騒動に。出場停止と総額1億円にも上るとされる罰金、減俸の処分を科された。
(Full-Count編集部)