元中日助っ人がアルトゥーベをイチローと比較「同じぐらい優秀なんだ」
「彼はイチロー以上ではないかもしれないけれど…」
結果的に身長のハンデを乗り越え、メジャーデビューへの道を切り拓いたアルトゥーべ。その進化の道は苦難の連続だったという。そして、パウエル氏は記事の中で、日本が誇る安打製造機とアルトゥーべを比較している。
「彼はその時から周囲の人間が間違っていることを認めさせてきたんだ。そして、今でもそれを続けている。彼はアンビリーバブルな選手なんだ。私は野球界に長くいるし、イチローに会う機会もあった。そこで思ったのは、私はイチロー以上の打者が存在するなんてこの先絶対言うことはないだろうってことだね。だが、私の(アストロズでの)最初のシーズンとなった2016年の最初の2か月で、ホセを毎日見ていた。彼はイチロー以上ではないかもしれないけれど、同じぐらい優秀なんだ。積極果敢にボールを遠くに飛ばし、長打を狙うこともするんだ」
打撃練習では柵越えを連発するイチローだが、実際の試合では持ち前のスピードを生かした単打を重ねるスタイルだ。一方で、アルトゥーべはバッティング技術とスピードを武器にしながらも、フルスイングで一発を狙うパンチ力も大きなアピールポイントとなっている。2年連続で本塁打24本を記録しており、この長打力も大きな武器になっているとパウエル氏は分析している。
メジャー史上30人目の3000本安打を達成したイチローは27歳にメジャーのキャリアをスタートさせた。一方、アルトゥーベは21歳でデビューし、27歳にしてイチローに比肩するほどの実力者として評価を高めている。
(Full-Count編集部)