首位打者の西武秋山、悲願の優勝へのカギは…「心のつながりも1つ」
「ただヒットを打つだけのバッティングじゃない」
「オフの2か月は、もう一度1年間戦う準備になる。走り込みなど、基礎的なところは、今やっておかないと、シーズン中にはなかなかできない。来年30歳になるが、体力的にもまだ伸びると思っている。いろんなことに対し、チャレンジなのか、継続してやっていくところなのかのを自分の中で判断して、この2か月をしっかりやってきたい」
チームの悲願でもある『優勝』を勝ち取るためにも、9勝16敗と負け越したソフトバンク打倒が至上命令となる。現時点での優勝チームとの差を、秋山は「一体感」だと話した。
「自分の成績を残すとか、目の前に与えられた数字を目指すとかは、当たり前のこと。さらに、誰かが打って、みんなが盛り上がるとか、苦しい時に声を掛け合うという、“心のつながり”も1つだと思いますし、打者で言えば、次の打者がどうやったら打ちやすいケースになるのか。今、チームが勝つために何をしたらベストかを考えていく。ただヒットを打つだけのバッティングじゃないということも、チームとして考えることが(優勝のために)必要だと思います」
チームとして、そして球界屈指のヒットマンとして、さらなる高みを目指す。
(上岡真里江 / Marie Kamioka)