オリ助っ人が語る大谷翔平の衝撃 フォークは「真下に60cm」、打撃は「現実離れ」
速球は「彼が思ったら100マイル、100マイル、100マイルさ」
そう振り返ったロメロは「速球は真っすぐであまり動かないから、アメリカの選手は打てると思う。でも、彼が同じ腕の位置、同じ振りでストライクゾーンに投げる変化球は厄介だ。フォークは速球に見えるのに、真下に2フィート(約60センチ)も落ちるんだ。変化球はとても上質だ」と評したという。
日本でのキャリアはわずか1年のロメロだが、1年目から26本塁打を放った。今季の中で抱いた大谷のイメージについては「彼はよく見る日本人選手とは違う。背が高い。マウンド上の彼を見れば、とてもスムーズに容易く投げてくる。いつも100マイル(約161キロ)を投げるわけではない。試合を通して投げるのは93マイルから94マイル(約150キロから151キロ)だけど、100マイルを投げたいと彼が思ったら100マイル、100マイル、100マイルさ」とコメント。さらに初めて大谷の打撃練習を見た際の強烈なインパクトを「現実離れしていた。簡単に打っていただけど、力が馬鹿げていた。ただただ、こんなの馬鹿げてる、という感じだった」と表現している。
メジャーを知る助っ人も脱帽する、大谷の投打における圧倒的な能力。しかも、エンゼルスのエップラーGMは他の23歳の選手と同様に育成の途中だとして、メジャーでの適応に向けて「彼が必要なだけ時間を与える」と話した。まだまだ伸びしろがあると見られている二刀流右腕は、どこまで成長していくのだろうか。
(Full-Count編集部)