前代未聞の能力に米ゲーム界も“混乱”!? 「二刀流」対応へ「大谷を2人作る」
投手・大谷が打たれても、打者・大谷がHRを打てば「それなりにがっかりするだけ」!?
そこで、2人の大谷を作るという結論に達したという。それならば、大谷がDHを解除して試合に出た場合、「投手・大谷」と「野手・大谷」を同時に起用することで、両方の成績が反映されることになる。コンテンツマネージャーのガイ・レイク氏は同誌の取材に対して「ユーザーとしての経験がある立場から、この考えに反対した人は20人の関係者のうちごくわずかである。私もだが、15~16人はこの意見に賛同していると思う。なぜかって? ものすごく素晴らしいことだからさ。投手が先発して、翌日とは言わないまでもその翌々日くらいに(融通の利く)投入しやすいポジションかあるいは外野にその選手を入れられるんだ。格別に素晴らしいことだ」と話している。
大谷を投手か野手のどちらかに限定し、片方の成績を無視するという選択肢もあったという。ただ、それでは「二刀流」の魅力が失われ、ファンタジーと現実世界の両方の観点から見た大谷の計り知れない価値が損なわてしまう、と記事では説明。これは却下となったようだ。
同誌は、ユーザーが大谷をどのように配置するか日常的に悩む必要がなくなったことにも言及。大谷がもし先発投手として打たれたても、その試合で野手としてホームランを何本か打っていれば、投手としての成績に「それなりにがっかりするだけだ」とも指摘。レイク氏が「オオタニの全ての価値を彼が(2人ではなく)1人の選手として包括することができる、と言えたら素晴らしかったんだが。それが容易いことなら、そうしていただろう。ここははっきりしておこう:それは簡単なことではない。だけど、いくつかの不完全な選択肢が組み合わさって、ベストなものを編み出したんだ」と話したことも紹介している。
日本でも、漫画をも超越するような活躍を見せてきた大谷の存在は、ゲーム制作会社などを困らせてきた。米国の「ファンタジーベースボール」でもとりあえずは解決策が導き出されたが、この先の活躍で、想像を超える事態が発生しても不思議ではない。
(Full-Count編集部)