2017年に逝去した主な日米選手、球界関係者 コーチ、名投手の早すぎる死も
サイ・ヤング賞投手は40歳の若さで死去
○7月29日 リー・メイ 74歳
アラバマ州出身。1965年、シンシナティ・レッズでデビュー。強打の一塁手としてレッズ、アストロズ、オリオールズ、ロイヤルズで活躍。オールスター出場3回、1976年打点王。通算2031安打354本塁打、打率.267。弟のカルロス・メイもメジャーリーガー、南海ホークスでもプレー。孫のヤコブ・メイは2017年、シカゴ・ホワイトソックスから外野手としてメジャーデビューした。
○8月7日 ドン・ベイラー 68歳
テキサス州出身。1967年ドラフト2巡目でオリオールズ入り。1970年メジャーデビュー。強打の外野手として活躍。1979年エンゼルス時代に139打点で打点王、MVPを受賞。シルバー・スラッガー2回。通算2135安打、338本塁打、1276打点、打率.260。1993年にコロラド・ロッキーズの監督に就任。監督成績はロッキーズ、カブスで9年間采配を執り、627勝689敗、勝率.476。
○9月7日 ジーン・マイケル 79歳
オハイオ州出身。1966年パイレーツでデビュー。70年代のヤンキースの遊撃手。通算642安打、15本塁打、打率.229。引退後、ヤンキース、カブスで監督。監督成績は4シーズンで206勝200敗、勝率.507.
○10月2日 ソリー・ヘムス 94歳
アリゾナ州出身、1949年カージナルスでメジャーデビュー、内野、代打として736安打、51本塁打、打率.273。現役最終年にカージナルスのプレイング・マネージャーに。監督成績は引退後も含め3年間で190勝192敗、勝率.497。
○10月7日 ジム・ランディス 83歳
カリフォルニア州出身。1957年、ホワイトソックスからメジャーデビュー。俊足好打の外野手として活躍。ゴールドグラブ賞を5回受賞。オールスター出場2回。通算1061安打、93本塁打、打率.247。
○10月14日 ダニエル・ウェブ 28歳
ケンタッキー州出身。2009年ドラフト18巡目でトロント・ブルージェイズに指名されて入団。2013年シカゴ・ホワイトソックスでメジャーデビュー。4シーズンで救援投手として7勝5敗5ホールド、防御率は4.50。2017年はトミー・ジョン手術を受け全休していたが、バギー車を運転中に接触事故で死亡。
○11月7日 ロイ・ハラデー 40歳
コロラド州出身、1995年ドラフト1巡目でトロント・ブルージェイズに。1998年メジャーデビュー。2002年にローテーションに定着。カットボール、2シームを駆使してアウトの山を築き、20勝3回、MLBを代表する先発投手になる。2010年にはフィリーズに移籍。通算203勝105敗、防御率3.38、サイ・ヤング賞2回、オールスター選出8回。2013年限りで引退。引退後は飛行機の操縦免許を取得し、自家用機を購入するが単独での操縦中にメキシコ湾に墜落して死亡。
○11月13日 ボビー・ドーア 99歳
カリフォルニア州出身、1937年レッドソックスからメジャーデビュー。好守の二塁手。兵役を挟んでレッドソックス一筋14シーズン。同い年のテッド・ウィリアムスとともにチームの顔として活躍した。オールスター選出9回。サイクル安打2回。通算2042安打、223本塁打、打率.288。1986年ベテランズ委員会によって野球殿堂入り。背番号「1」はレッドソックスの永久欠番。存命中の最高齢の殿堂入り選手だった。
○12月13日 フランク・ラリー 87歳
アラバマ州出身、1954年デトロイト・タイガースでメジャーデビュー。先発投手として活躍。3年目に21勝で最多勝。1961年にも23勝。通算128勝116敗、防御率3.49。オールスターにも3回選出されている。