大器の片鱗19歳右腕、身体能力抜群の遊撃手 オリックス2018年期待の若手
3年連続Bクラスに沈むも、戦力の厚みは着実にアップ
2017年シーズンはパ・リーグ4位に終わったオリックス。新年を迎えた2018年は、2015年途中から指揮官に就任した福良淳一監督の下で、4年目のシーズンを戦うことになる。
福良体制の船出は厳しかった。2015年は5位、2016年は最下位と低迷。昨季も3年連続Bクラスとなる4位に終わったが、同時に今後に期待を抱かせる1年にもなった。ステフェン・ロメロ、クリス・マレーロという助っ人2人が活躍し、2018年もチームに残留。山岡泰輔や黒木優太といったルーキー投手も1軍で結果を残し、戦力層は着実に厚みを増している。
さらに、秋のドラフト会議では、1位でJR東日本の田嶋大樹投手、2位で日立製作所の鈴木康平投手と、どちらもドラフト1位候補と高評価だった社会人の即戦力投手を獲得。1軍打撃コーチには、4年間で3度日本一に輝いたソフトバンクから藤井康雄コーチの招聘に成功した。
1996年以降、リーグ優勝から遠ざかっているオリックス。22年ぶりのリーグ優勝のためには、もう一段階、二段階の戦力アップをしたいところ。そこで、今季入団するルーキーを除いて、オリックス期待の若手を3人ピックアップしてみた。