西武・菊池の安定感は今年も続く?…2018年投手タイトル大予想【パ編】

西武・菊池雄星【写真:荒川祐史】
西武・菊池雄星【写真:荒川祐史】

2017年に最多勝、最優秀防御率の2冠に輝いた西武・菊池

 新シーズンに向けて各球団が着々と準備を進めているプロ野球。少し気が早いが、ここで2018年シーズンの個人タイトルを予想してみたい。今回はパ・リーグ投手編。

 過去3年の先発投手のタイトルホルダーは以下の通り。

○2015年
最多勝 涌井秀章(ロ)、大谷翔平(日)15勝
最優秀防御率 大谷翔平(日)2.24
奪三振王 則本昂大(楽)215三振
○2016年
最多勝 和田毅(ソ)15勝
最優秀防御率 石川歩(ロ)2.16
奪三振王 則本昂大(楽)216三振
○2017年
最多勝 東浜巨(ソ)、菊池雄星(西)16勝
最優秀防御率 菊池雄星(西)1.97
奪三振王 則本昂大(楽)222三振

○過去3年間の勝利数5傑
1菊池雄星(西)37勝23敗
2則本昂大(楽)36勝29敗
3武田翔太(ソ)33勝18敗
4涌井秀章(ロ)30勝27敗
5バンデンハーク(ソ)29勝10敗

 2014年に楽天の田中将大がニューヨーク・ヤンキースに移籍してから、最も安定感のある先発投手は同じ楽天の則本昂大だった。昨年、西武の菊池雄星が最多勝、防御率1位とタイトルを取って勝ち星で追い抜いた。

 ソフトバンクは武田、バンデンハーク、千賀滉大(9位27勝8敗)、東浜巨(10位26勝13敗)と一線級の投手を多く抱えている。しかしローテが確立している分、個々の投手の投球回数が少ないため、最多勝争いではやや不利だ。

 今季も最多勝争いはこれらの投手を中心に回るだろう。昨年、ワンランクレベルが上がった感のある菊池が本命、則本が対抗、ソフトバンク勢ではWBCの影響で出遅れ、昨年不振だった武田翔太が盛り返すのではないか。

本命:菊池雄星(西武)
対抗:則本昂大(楽天)
穴:武田翔太(ソフトバンク)

4年連続で奪三振王に輝いている則本、対抗馬は…

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