西武・菊池の安定感は今年も続く?…2018年投手タイトル大予想【パ編】
圧巻の記録を刻むサファテ、4年連続最多セーブなるか
救援投手の過去3年のタイトルは以下の通り。
○2015年
最多セーブ サファテ(ソ)41S
最優秀中継ぎ 増田達至(西)42HP
○2016年
最多セーブ サファテ(ソ)43S
最優秀中継ぎ 宮西尚生(日)42HP
○2017年
最多セーブ サファテ(ソ)54S
最優秀中継ぎ 岩嵜翔(ソ)46HP
最多セーブは過去3年、サファテが圧倒的なセーブ数を稼いでいる。本命ではあろうが、サファテは4月9日で37歳になる。年齢を考えると、若いクローザーにも可能性が出てこよう。そうなれば、楽天の松井裕樹が対抗だろうが、セーブ数はチームの勝利数に比例する。下位チームのクローザーが最多セーブのタイトルを取ることはまずない。また楽天でこのタイトルを取った投手はいないのも気がかりだ。
今季はセーブ数3位のオリックス・平野佳寿がMLBのダイヤモンドバックスに移籍したが、オリックスには日本ハムの増井浩俊が移籍している。この増井と、西武のクローザー増田達至が対抗馬ではないか。
本命:サファテ(ソフトバンク)
対抗:増井浩俊(オリックス)、増田達至(西武)
穴:松井裕樹(楽天)
最優秀中継ぎを見てみよう。昨年のホールドポイントランキングは以下の通り。
1岩嵜翔(ソ)46
2ハーマン(楽)36
3森唯斗(ソ)35
4シュリッター(西)33
5牧田和久(西)31
セーブと異なり、ホールドは1試合で複数の投手につくことがある。「勝利の方程式」が確立しているチームでは、多くのホールドを稼ぐ投手が複数いる。今季は、ソフトバンクのセットアッパー同士の争いになるのではないか。
岩嵜はシーズン通して好調を維持したが、森は8月以降大きく崩れた。同じソフトバンクでも、モイネロ(19HP)、嘉弥真新也(16HP)が有力ではないか。ハーマンも8月に大きく崩れたため、やや不安が残る。西武はシュリッターが退団、牧田もポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を目指している。セットアッパー陣がどうなるか、不透明だ。そうなると、楽天で素晴らしい活躍をした福山博之(29ホールド)にも可能性が出てこよう。
本命:岩嵜翔(ソフトバンク)
対抗:モイネロ、嘉弥真新也(ソフトバンク)
穴:福山博之(楽天)