異例、工藤監督の「独断」で決定 ホークス新スローガンに込めた思い
「強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強い」
例年、他球団とは一線を画したキャッチーなスローガンを掲げるソフトバンクだが、苦い経験からも、今回はスローガンを一新させた。2015年に「熱男」で日本一となり、翌2016年も継続させた「熱男2016」で連覇を狙った。ところが、日本一に大逆転を許しての世紀のV逸を喫した。決してスローガンが原因ではないものの、「一昨年勝てなかったということもありますし、しっかり足元を見て、積み重ねて、積み上げていこうという強い思いがここには入っています」と工藤監督は言う。
「連覇というよりも、イチからやっていこうという思い。奢ることなく、しっかり前を向いて進んでいこうと。強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強い。結果を出してこそのプロ野球。選手も浮かれることはないと思うけど、去年は去年、今年は今年。去年の栄光は過去のものなので、初心に戻ってイチからやらないといけないと思っている」
2年連続日本一を目指すソフトバンク。「もう1頂!」のもとで、初心に帰って頂点を目指す。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)