どうなる大谷二刀流 エンゼルスGM、6人ローテ「導入するとは言い難い状況」
エプラーGM、6人ローテ「導入するとは言い難い状況だ」
大谷翔平投手が入団するエンゼルスのビリー・エプラーGMが、大谷の二刀流起用の後押しとなる「先発6人体制」実現について現時点で否定的な見解を示した。MLB公式テレビ「MLBナウ」で明かした。
スタジオに電話出演したエプラーGMの歯切れは悪かった。6人でのローテーションについて聞かれると、「我々は真剣に検討している。導入するとは言い難い状況だ。シーズン中には17、18、おそらく20試合の連戦がやってくるかもしれない。そこでは(6人ローテを)組み込むことができるかもしれない」と年間通してでなく、過密日程の際の限定登用となる可能性を示唆した。
投打に渡る活躍が期待される大谷。先発しない日に野手としてプレーするためには、登板間隔を余分に空ける先発ローテの6人体制が、二刀流実現の秘策として浮上していた。
エプラー氏も大谷の入団会見の際に「6人ローテ」について前向きな姿勢を示し、その後のウインターミーティングではスプリングトレーニング開始前に最終決断を下す方針を明かしていた。また、年明けには千葉・鎌ヶ谷で栗山英樹監督と45分間の会談を持ち、二刀流の起用法について情報収集を進めていた。
しかし、この日の発言でトーンダウン。他の球団も取り入れてきた大型連戦時の部分導入にとどまる可能性があるようだ。