カ軍が元Gマイコラスに望む「ポジティブな歩み」 日本時代と同じ“進化”期待

マイコラスが明かす決意「5~9回まで投げぬいてやるつもり」「常にチームを支える」

 また、日本でのWHIP(1イニングあたりの四球+安打)が0.994という優秀な数字だったこと、1つの四球を与えるまでに奪う三振の数が、メジャー時代の1.82から、日本では5.48まで良くなったことに言及。打者の違いもあるとはいえ、投球術が向上したことは確かで、同紙は「カージナルスは、マイコラスが以前メジャーで初めてプレーした時よりも、現在遥かに優れた投手になっていることを期待している」とも記している。

 好条件での米復帰となったものの、メジャーの先発投手としては、決して年俸は高くない。記事でも、成功を収めれば、FA市場でトップ評価を受けるダルビッシュやアリエッタよりも「お買い得」だと分析。さらに、マイコラス自身も並々ならぬ決意を明かしている。

「日本で学んだ事の一つであり、この先ここで伝えていこうとしているのは、自分は勝負することが大好きなんだ。(先発して)5~9回まで投げぬいてやるつもりだよ」

「どのくらい長いイニングを投げようが、アウトを取り続けていたいし、勝つためなら何でもするよ。それがピッチングであろうが、打席でバントすることであろうが、マウンド付近での守備であろうが、ベンチから応援することであろうがね。常にチームを支えていくよ」

 日本でも負けず嫌いの性格を前面に押し出し、チームを勝利に導いた。ヤンキースの27度に次ぐ、11度のワールドシリーズ制覇を誇る名門球団でも輝きを放つことはできるか。その投球には日本からも熱視線が送られることになる。

(Full-Count編集部)

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