杉内、永川…昨年1軍出場ゼロ、再起目指す“オーバー30”のベテランたち
阪神は3人も、西武の“松坂二世”も正念場
〇阪神・山崎憲晴内野手
31歳。NPB通算(9年) 通算412試合783打数171安打6本塁打56打点 打率.218
高い守備力と俊足でユーティリティプレーヤーとして2013、14年には連続で100試合以上に出場したが、16年に左ひざの手術を受けた影響でここ2年で1軍出場ゼロ。昨オフにDeNAを戦力外となったが、トライアウトを受けた後、阪神入団が決まった。内野ならどこでも守れる器用な選手。けがが完治すれば、十分に戦力になるはずだ。
〇阪神・小宮山慎二捕手
32歳。NPB通算(14年) 通算149試合226打数37安打1本塁打8打点 打率.164
2012年には盗塁阻止率5割をマークするなど、チーム屈指の強肩を誇るがなかなか定位置をつかめなかった。ここ2年でマスクをかぶったのはわずかに1試合。まさに土俵際だ。チームの捕手陣は絶対的な存在がいないが、残されたチャンスは少ない。
〇阪神・今成良太内野手
30歳。NPB通算(12年) 通算470試合1039打数275安打6本塁打68打点 打率.265
昨季ウエスタンリーグでは106試合に出場するが、まさかの1軍出場ゼロ。12年の阪神移籍後では初めての屈辱だった。日本ハム時代から糸井との親交が厚いムードメーカー。パンチ力はまだまだ健在で、左の代打の切り札のポジションを得たい。
〇西武・豊田拓矢投手
30歳。NPB通算(4年) 通算43試合2勝2敗2ホールド 防御率3.83
ファームでは35試合登板で防御率2.45とまずまずの数字を残したが、入団後初めて1軍登板がなかった。入団時は松坂そっくりのフォームで話題も集めたが、背番号は19から49に“降格”。右肩の痛みが消え、完全復活を期する。
また、広島・赤松真人は17年1月に胃ガンの手術を受け、大病から今シーズンの復活を目指している。現時点で所属先が決まっていない松坂大輔、梵英心らも1軍の舞台で再び輝きを取り戻すためトレーニングを積んでいる。
(Full-Count編集部)