メジャー通算51勝の大物ジーは活躍するか 中日の2018年助っ人陣容
5年連続Bクラス、12球団で最もAクラスから遠ざかっている中日
森繁和監督が正式に監督に就任して迎えたものの、59勝79敗5分の借金20の5位に終わった中日ドラゴンズ。落合博満監督の最終年だった2011年にリーグ優勝を果たしてから、これで6年連続で優勝を逃すことになった。さらに2013年から5年連続のBクラス。これは12球団で最もクライマックスシリーズ圏内のAクラスから遠ざかっていることになる。
2017年はルーキーの京田陽太が遊撃手のレギュラーを掴み、新人王を獲得。荒木雅博の2000本安打達成や、岩瀬仁紀の通算登板記録の更新などの話題はあったものの、やはり明るい話題は少なかったと言えよう。観客動員にも苦戦しており、苦しい1年となった。
現実的に言ってしまえば、リーグ優勝を目指すよりも、Aクラス入りが目標となるであろう2018年。ただ、昨季の本塁打王に輝いたアレックス・ゲレーロは残留交渉の末に交渉はまとまらずに退団。ライバルとなる巨人へと移籍することになった。ジョーダンもヤクルトへ移り、バルデス、アラウホ、ロンドンもチームを去った。FAで日本ハムから大野奨太を獲得し、ドラフトでは即戦力右腕の呼び声高かったヤマハの鈴木博志を1位で指名。さらには、ソフトバンクを退団した松坂大輔投手の入団テストを行うことになっている。
助っ人補強ではメジャーで2度の2桁勝利の実績があるディロン・ジー投手を含め投手2人、野手2人を補強。この4人に、支配下で唯一チームに残留したビシエドを加えた5選手で戦う見通し。そこで、ここでは今季の中日の助っ人陣容をおさらいしてみよう。