正捕手候補、152キロ19歳左腕、育成出身右腕…広島キャンプ1軍抜擢の若手
ドラフト1位・中村奨成らルーキーは全員が2軍スタート
プロ野球12球団が一斉にキャンプインする2月1日まで、あと1週間ほど。ファンにとっては、心躍る季節がいよいよやってくる。主力の状態はどうか、若手は成長しているかなど、ルーキーたちはいかほどの力の持ち主なのか、チェックしたいポイントは数多くあるだろう。
その中で1つの楽しみとなるのが、今季の飛躍が期待される若手の存在。各球団が続々と、春季キャンプの組分けを発表してきているが、その中には、将来、そのチームを背負って立つであろうポテンシャルを秘めた若手の名前も、もちろん入ってきている。
セ・リーグの3連覇を狙う広島にも、期待の若手はいる。広島はまず2月1日から宮崎・日南市で1次キャンプを張る。主力中心の“1軍”が天福球場で、それ以外の“2軍”は東光寺球場で、それぞれ汗を流す。ドラフト1位の中村奨成捕手をはじめとしたルーキーたちは、全員が“2軍”でスタートとなったが、それでも新星たちの名は挙がる。1軍出場10試合未満で、1軍キャンプに抜擢された若手を見てく。
○高橋昂也(19歳)
1軍出場なし
花咲徳栄高校から、2016年のドラフト2位で入団した左腕。ヤクルトの寺島成輝、楽天の藤平尚真、西武の今井達也と並び「高校BIG4」の1人として大きな注目を浴びた。ルーキーイヤーは1軍登板なし。故障もあってウエスタンリーグでも7試合の登板にとどまったが、2勝0敗、防御率1.29の好成績をマーク。ファーム日本選手権の巨人戦で先発を任され、6回2失点と好投してチームをファーム日本一に導いた。最速152キロを誇る大器である。