1年目で10勝も調子に波 DeNA浜口がたどり着いた課題解決の答えとは
疲労ある中でブルペンへ、「飛ばしすぎずにやっていきます」
体がどんな状態であっても、できるだけ同じフォームを繰り返すため、今キャンプでは積極的にブルペンに入り、フォーム固めに努める予定だ。
「体の状態がいい時しか、いいフォームで投げられないのでは意味がない。キャンプ中はランニングの強度も高いですし、ウエイトトレーニングなどをして体が疲れている時でもブルペンに入って、その中でしっかりといい時のボールを投げられるフォームで投げられるようにすることが大事だと思います」
体が疲れている中で投げ続けたら、開幕前に壊れてしまうのでは……。そんな心配が首をもたげるが、落ち着いたマウンド捌きが光る左腕は「飛ばしすぎずにやっていきます」と、はやる気持ちを抑える自制心を失ってはいない。
真価が問われる2年目も、マウンド上で躍動する浜口の勇姿を期待できそうだ。
(佐藤直子 / Naoko Sato)