MLBスカウト陣もスピードガン用意 進化遂げる中日育成キューバ人右腕の夢

メジャースカウトもスピードガン、コーチも期待「日本プロ野球は偉大な学校」

 実際、マルティネスの登板時には、ネット裏のメジャースカウト陣がこぞってスピードガンを手にし、球速をチェックし合ったほど。直球に比べ、変化球の精度はまだまだ発展途上だが、スライダーやチェンジアップにも磨きがかかれば、中日で支配下登録される日も決して遠くはない。

 キューバ代表のホセ・エロセギ投手コーチも、マルティネスの将来に大きな期待を寄せる。

「日本であともう1年やればさらにレベルアップできる。練習を重ねて試合でたくさん投げて、コントロールがよくなってくれれば。キューバには将来性のある若手投手がたくさんいるが、彼は体も大きく、才能があってポテンシャルの高い選手。若手の中でも特に大きな期待をしている。

 日本のプロ野球は彼にとって、投手として必要なことをたくさん学ぶことができる偉大な学校だ。昨年、ソフトバンクで結果を残したモイネロのように成長してほしい。まずは中日でファームの試合で経験を積み、成長の証を残せば、1軍で投げるチャンスもあると思う。将来的にはキューバを代表する、世界で通用するような選手になってほしいね」

松坂加入に「本当に中日に入ったの?」「僕も頑張るよ」

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