DeNA宜野湾キャンプは「プロ野球キャンプの魅力」+「リゾート」を味わえる
料理のおすすめは「ジャークチキン」
他球団のキャンプと同様、メインスタジアムではウォームアップ、野手のシートノック、投内連携、シート打撃などが行われる。昼過ぎには打撃練習が行われる。DeNAでは、この時間帯に監督がスタンドに現れることがしばしばある。
前任の中畑清監督は、観客とハイタッチをして回った。現ラミレス監督も、見学に来た幼稚園児と記念撮影をしたり、気さくに話しかけたりする。毎日ではないが、このフランクさが、DeNAの明るいチームカラーに結びついているのかもしれない。
ブルペンは5人の投手が一度に投げることができる。室内施設だが、投球の様子はネット越しに窓からみることができる。投球練習が始まるとファンで鈴なりになる。
サブグランドでは投手の守備練習が行われることが多い。スタンドはないので、すぐ隣で投手たちの躍動を見ることができる。また多目的広場では、選手のランニングなどを見ることができる。コーチの笛でダッシュをする選手たちは苦しそうだが、それでも口元からは歯がこぼれている。開放感のある環境で体を動かすことの心地よさを体感しているようだ。
食事ができる店舗は数店舗だが、沖縄名物のそーきそば、沖縄そばや、やきそば、たこやき、あぐー豚の肉巻きおにぎりなど手軽に食べることができるメニューが並んでいる。おすすめは「ジャークチキン」。ジャマイカ料理だが、沖縄で流行っている。ボリューム感のあるチキンを目の前で焼いてくれる。スパイスが利いている。
ブルペン横の「BAYSTORE」も見逃せない。ベイスターズグッズが豊富に販売されている。おすすめは、青を基調としたアロハシャツ。キャンプ地だけでなく、沖縄の街を歩いても目立つおしゃれなシャツだ。キャンプオリジナルグッズも充実している。
「プロ野球キャンプ」と「リゾート」の楽しさを、ともに味わえるのが、横浜DeNAベイスターズキャンプの魅力と言えるだろう。
(広尾晃 / Koh Hiroo)