「あの達成感があったからこそ」 ハム元助っ人が語るメジャー再挑戦の裏側
日本で取り戻した自信、「あの達成感があったからこそ」
日本ハムでは、当初先発として起用されたが、思うような結果が残せず。5月中旬にリリーフへ配置転換されたが、これが功を奏した。ロングリリーフからセットアッパーまでフル稼働し、チームの4年ぶりリーグ優勝に貢献。さらに、広島との日本シリーズでは5試合に登板して3勝をマークする活躍で、10年ぶり日本一の立役者となった。
「失敗のスポーツと言われる野球では、メンタル面が大きく物を言う。日本ハムで少しずつ結果を残し、日本一に貢献できたことで、失いかけていた自信を取り戻すことができたんだ。いいシーズンに加入できてラッキーな部分もあったと思うし、日本ハムでプレーできたこともラッキーだった。あの達成感があったからこそ、再びメジャーで結果を残したいという思いに駆られたんだ」
メジャー再挑戦したレンジャーズでは結果が残せなかったが、もう挫けることはない。今季はカブスに移籍し、メジャー定着を目指して奮闘する。チームメイトとして共に日本一を掴んだエンゼルス大谷翔平投手の存在も励みになっているようだ。
「オープン戦初登板の映像を見たけど、相変わらずいい球を投げていた。彼なら大丈夫。同じアリゾナでキャンプをしている間に、一緒に食事にでも出掛けたいと思っているよ」
日本で取り戻した自信を胸に、必ずメジャーでひと花咲かせる。
(佐藤直子 / Naoko Sato)