2年連続日本一狙うホークス工藤監督 キャンプの収穫は「若手の潜在能力」
キャンプ前に明言したレギュラー6人は「自覚を持ってやってくれた」
キャンプが始まる前に工藤監督は、あえて内川聖一、松田宣浩、今宮健太、中村晃、柳田悠岐、デスパイネがレギュラーであることを明言。その野手陣についての収穫については「レギュラーを言わせてもらって、そのレギュラーの人たちが自覚を持って、自分のやるべきことをやってくれたのは収穫かなと思います」と語っていた。
そして、最大の懸念材料である捕手。高谷、栗原ともに開幕には間に合わない見込みで、甲斐拓也に続く2番手捕手、3番手捕手を若手でやり繰りしなければならない。2年目の九鬼隆平、3年目の谷川原健太らが候補となる中で、指揮官は「若いキャッチャーが怪我人が出たことで自分たちがやらないといけないというのをしっかり理解してくれたと思うので、この1か月しっかり成長してほしいと思います」と期待した。
開幕まで約1か月。「楽しみな選手は若い子たち。誰ということではなくて、キャッチャーにも、内野にも、ピッチャーにもいますので、そういうところは楽しみにしています。ここからオープン戦に入っていくので、そういうところでアピールしてくれれば、嬉しいかなと思います」と語った工藤監督の期待に応え、1軍の座に食い込んでくる若手はどれだけいるだろうか。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)