牧田、“デビュー”で87キロのカーブ披露 地元紙は「極めて礼儀正しい」とも
その投球術に高い評価「パドレスが期待していた働きぶりであっただろう」
そして、キャサベル記者は「マキタは67マイル(約108キロ)のシュート(スクリューボール)でホセ・カルドナから空振りを奪った」「カズ・マキタは80マイル(約129キロ)のボールを使って2アウトを記録。彼のイーファス/カーブだけがここまでハードヒットを許した球種だ」と、次々とツイートした。「イーファス」とはスローボールのことだ。
同記者は「マキタは2安打1失点を許した。彼は、直球、チェンジアップ、シュート、イーファス/カーブを駆使していたと見受けられる。81マイル(約130キロ)以上のボールはなかったようで、強打のヒットは1球だけであった」ともツイートし、牧田があらゆる球種を駆使してメジャーの打者に対峙していたことを伝えている。
「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」も「日本出身のサブマリンは、米国でのスプリングトレーニング初登板の試合で1失点を許した。しかし、様々なアングルや球速で全ての球種を織り交ぜ、1奪三振を奪った」と紹介した上で「パドレスが期待していた働きぶりであっただろう」と評価。「極めて礼儀正しいマキタ」が緊張していたこと、獲得に乗り出していたレンジャーズ相手のピッチングが「気まずかった」ことなどにも言及している。
牧田は通訳を通じ「高めへの直球は効いていたと感じました。そこには満足しています」と手応えを示したという。あらゆる武器を持つ「サブマリン」は、まだまだ手の内は明かしていない。オープン戦で少しずつ試しながら、開幕へと向かっていくことになりそうだ。
(Full-Count編集部)