調整段階で米に広がる“衝撃” 大谷翔平の「第一印象」は「過去最高の二刀流」

エンゼルス・大谷翔平【写真:田口有史】
エンゼルス・大谷翔平【写真:田口有史】

OP戦2度目の登板は制球に課題も…「間違いなくNO1先発投手になる」

 エンゼルスの大谷翔平投手が2日(日本時間3日)、練習試合でマイナー選手中心のブルワーズ相手に2回2/3を4安打2失点8奪三振と好投した。この日も制球にばらつきはあったものの、直球の威力は増し、スライダーの切れ味は抜群。本人は「いまいち変化のキレであったりとかはあまり良くなかった」と話したものの、鋭い曲がりで米メディアやファンを驚かせた。

 まだまだ調整段階。大谷は日本ハムで想像を遥かに上回るプレーを連発してきただけに、日本人としては「騒ぎすぎ」と感じるかもしれない。ただ、二刀流右腕を初めて“目撃“する米国の人たちは、すでに衝撃を受けている様子だ。ESPNは「『私が見てきた中で最高の二刀流選手』:ショウヘイ・オオタニの第一印象」とのタイトルで特集を掲載。現地のスカウトが、タイトル通り「最高の二刀流選手」と称賛していることを伝えている。

 前回登板よりも切れ味が増したスライダーが、同僚やファン、メディアから「Nasty(えげつない)」と絶賛された実戦2度目の登板。奪ったアウトは全て三振。滑るとされるメジャー公式球、そして日本よりも硬いとされるマウンドに適応している途中とあって、4安打2失点を喫した。特に、制球は課題の1つとなりそうだが、能力の高さを見せつけたことは確かだ。

 ESPNでは、キャンプイン後の大谷のパフォーマンスを見てきた「あるナショナル・リーグのスカウト」のコメントを紹介。「彼は間違いなくNO1先発投手になる」と断言している。記事の中で「彼は今年、12~15勝する可能性があると思う」としながら、「このリーグですぐさま輝きを放つとは思わない。彼のファストボールは非常に平坦だ。平坦な真っすぐなら、彼らはなんでも打つことができる」と、“動くボール”がないことを懸念点として指摘。それでも「時間が経つにつれて、彼は適応していくと思う」と、今後の活躍に太鼓判を押している。

大谷の“内面”を称賛する声も「賢く競争心がある」「落ち着いていて謙虚」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY