残りは2枠? 鷹の開幕1軍争いが熾烈、若手投手陣で生き残るのは誰だ?
1軍の投手枠を13人、リリーフ7人と想定すると空きは2枠
5回に登板した加治屋は先頭の森に左前安打を浴びたが、後続を打ち取り無失点投球。9回に登板した飯田も、先頭の代打・松井稼頭央に中前安打を許したが、外崎修汰、金子侑司を連続空振り三振に。松井稼の盗塁失敗もあり、3人で最終回を片付けた。
結果が奮わなかったのは、6回から登板した古谷だった。1イニング目は内野安打と右前安打、四球で1死満塁のピンチを招いた。ここは山川、森を連続空振り三振に打ち取り、難を逃れたが、2イニング目となった7回にも安打と2つの四球で満塁のピンチとなり、源田に押し出し四球。1回2/3で2安打4四球と崩れた。
1軍の28人枠のうち、基本的に考えられる編成は投手13人、野手15人だ。先発6人とすると、リリーフは7人。ソフトバンクは既に守護神のサファテを筆頭に、セットアッパーの岩嵜翔、リバン・モイネロ、森唯斗、左キラーの嘉弥真新也までは当確と言え、残された枠は2枠である。
この日投げた6投手に加えて、4日の阪神戦で投げた田中正義も現状で候補の1人となる。この7人に加え、ファームにいる二保旭や高橋純平といった面々が、その狭き枠を競っている状況にある(寺原隼人、岡本健らは負傷中)。
ホークスはオープン戦4試合を消化し、残り13試合を戦う。開幕まで3週間ちょっと。狭き開幕1軍の座をかけて繰り広げられる若手たちのサバイバル。生き残るのは、一体誰だ。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)