ダルビッシュ、上々の“デビュー” 若き主砲も称賛「現実離れしたカーブ」
OP戦初登板で1失点も…2回で4奪三振、ブライアントは「キレキレだった」
カブスのダルビッシュ有投手が6日(日本時間7日)の古巣ドジャース戦でオープン戦初登板を果たした。2回を投げて無安打4奪三振ながら、2四球2暴投で1失点。立ち上がりはやや荒れた内容だったものの、失点後は3三振を奪うなど好投を見せた。昨年のプレーオフでは敵として対戦していたカブスの選手たちは「変化球はキレキレだった」などと脱帽している。MLB公式サイトが報じた。
ダルビッシュは初回、先頭テイラーへの四球と暴投、さらに盗塁で1死三塁のピンチを招くと、2つ目の暴投で失点した。しかし、この回はケンプ、プイグを連続空振り三振に仕留めて最小失点で切り抜け、2回は3者凡退の快投。直球の最速は95マイル(約153キロ)を記録するなど、上々の内容だった。
昨季、ドジャースの一員だったダルビッシュとナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦で対戦し、6回1/3を1安打1失点7奪三振と抑え込まれたカブスの打者たちは、大型契約で加入した新たな同僚の“デビュー戦”に感心した様子だったという。
MLB公式サイトは「ダルビッシュはカブスでの初登板で、緊張を払いのけた」とのタイトルでこの日の投球を振り返り、若き主砲のクリス・ブライアント、そしてメジャー屈指のユーティリティープレーヤーでありながら打線の主軸としてチームを牽引するベン・ゾブリストのコメントを紹介している。
ブライアントは「彼の球はキレていたし、動きがあったね。剛速球を投げていたよ。打者は直球に絞らないといけない。彼の変化球はキレキレだったし、あんな現実離れしたカーブを投げる投手と対戦するときはいつも、楽な打席になんてならないんだ」と脱帽。ダルビッシュの実力を再確認したようだ。
ダルビッシュが古巣相手にオープン戦初登板!