日ハム実松、西武高木…“元G戦士”は新天地で居場所を勝ち取れるか
実松は戦力外を受け、兼任コーチとして12年ぶりに日本ハムへ
そしてもう一人。巨人から戦力外通告を受けた實松は、兼任コーチとして12年ぶりに古巣・北海道日本ハムに復帰した。
佐賀学園高校時代、高校屈指の捕手と呼ばれていた實松は、同学年の松坂大輔投手の外れ1位で1998年のドラフトで日本ハムに入団。プロ入り後は2年目の2000年に1軍デビューを果たすと、2001年に62試合、2002年は82試合と出場機会を増やしていく。しかし、以降は出場機会が減少。2006年のシーズン開幕前に巨人へトレード移籍した。
当時巨人の正捕手には、強打の阿部慎之助がいたこともあり、1軍での出場は限られたが、貴重な控え捕手として、阿部の故障や不在時にはマスクを被った。近年は小林誠司の台頭、2015年にFAで相川亮二が加入したこともあり、なかなか出場機会に恵まれず、昨季限りで戦力外となった。
12年ぶりに古巣のユニホームに袖を通す實松。選手だけでなく、兼任コーチとして清水優心、石川亮、郡拓也といった次世代の捕手たちの育成の役割も求められる。パ・リーグの球団へ移籍した“元巨人”の高木、實松は新天地で輝きを放つことができるだろうか。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)