全36代表を4ブロックに分けて紹介 第90回センバツの見どころを徹底分析

例年より4校多い全36代表が優勝を目指して凌ぎを削る第90回記念選抜高等学校野球大会
例年より4校多い全36代表が優勝を目指して凌ぎを削る第90回記念選抜高等学校野球大会

Aブロックには地区大会優勝校が6校集結

 第90回記念選抜高等学校野球大会の組み合わせ抽選会が16日、大阪市内で行われた。今大会では、例年より4校多い全36代表が優勝を目指して凌ぎを削る。大阪桐蔭(大阪)や智弁学園(奈良)などの常連校に加え、初出場は10校。見どころ満載の記念大会の見どころを、トーナメント表を9校ずつ、4つのブロックに分けて紹介したい。

 まずはAブロックから。9校のうち6校が昨秋の地区大会優勝校という激戦区となった。本大会の開幕戦ともなった東筑(福岡)~聖光学院(福島)は、ともに昨夏から連続出場。昨年、甲子園のマウンドを経験したエース石田を擁する東筑に対し、聖光学院はメンバーがガラッと入れ替わったが、切れ目のない打線で昨秋の東北王者に輝いた。その勝者と2回戦で戦うのが、関東大会準V・東海大相模(神奈川)だ。昨秋防御率0.00のエース斎藤の他、攻撃では高校通算44本塁打の森下と投打の柱が充実している。

 強打の静岡(静岡)、堅実な守備を見せる駒大苫小牧(北海道)も、地区大会優勝校同士の戦いで楽しみな一戦だ。神宮大会優勝の明徳義塾(高知)は昨秋の公式戦10戦に完投し、多彩な変化球が武器のエース市川に注目が集まる。対戦相手の中央学院(千葉)も関東王者だが、実は神宮大会初戦で対戦済み。その試合では中央学院が誇る投打のエース大谷に特大アーチを許したが、「一度戦っている相手なのでやりにくくはない」と名将・馬淵監督は闘志を燃やす。4人の好投手を擁する日本航空石川(石川)も強力打線が看板で、データ野球で相手を解析する21世紀枠の膳所(滋賀)と対戦する。

Cブロックは大阪桐蔭が中心か、彦根東VS慶応の進学校対決も

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