新天地ロッテで救世主となれるか? 元ソフトバンク台湾出身の29歳野手
OP戦で9試合に出場し打率.333をマーク、古巣相手に意地の一打も
契約を勝ち取ったことに満足することなく、1軍で出場機会をつかむため必死にアピールした。3月17日に行われた古巣・ソフトバンク戦、1点を追う9回無死1塁の場面で登場すると、嘉弥真新也投手からレフトへ値千金の同点適時三塁打。「ホークス最後の2年間は手術をしてトレーナー、先生にお世話になった。リハビリの手伝いとかしてくださった方々の前で打ててよかった」。古巣に強烈な恩返しとなる一打を放った。
李杜軒はオープン戦、9試合に出場して、打率.333、1打点の成績を残し、開幕1軍入りに向けてバットで存在感を示した。守備でも3月27日にロッテ浦和球場で行われた日本ハムとの2軍戦で、本職の内野ではなく、「どこでも守れるように準備しています」と左翼でも出場した。
「優勝するために1試合でも多く貢献したい」。再び日本でプレーするきっかけを与えてくれたロッテに恩返しするために、李杜軒は全力でプレーしていく。