開幕カードはシーズンを占う重要な3戦か? データで見る開幕3連戦
開幕カード2勝1敗なら76%でAクラスに
2009年の日本ハムは開幕カード3連敗から見事にリーグ優勝しているが、傾向的にも心情的にも、開幕からの3連敗だけは何としても阻止したいところである。
2008年以降のパ・リーグ開幕カード3連戦で、勝ち越したチームは27チーム。そのうち、Aクラス入りを果たしたチームは18チーム。つまり約67%の割合でAクラスに入った。また、勝ち越しの中でも2勝1敗なら、さらに高い約76%がAクラスに入っている。
一方、開幕カードに負け越した27チーム中、Aクラス入りしたチームは約30%にあたる8チーム。その中でも、1勝2敗で負け越した17チーム中、約40%の7チームはAクラス入りを果たした。
ここ10年間のパ・リーグの結果から見ると、開幕カードを2勝1敗の戦績で終えることができれば、Aクラス入りに大きな期待が持てるだろう。仮に負け越してしまった場合でも、1勝2敗であれば可能性は残されている。
つまり、シーズン途中に“消化ゲーム”を回避するためには、開幕カードで最低でも1勝することが必要と考えられる。もちろん過去のデータで全てを語ることはできないが、やはり開幕の「ただの1カード」が、シーズンに与える影響は大きいのかもしれない。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)