勝利の方程式で活躍の平野佳寿 球団社長が“予言”「今季途中で守護神も…」

ダイヤモンドバックスのデリック・ホール球団社長【写真:編集部】
ダイヤモンドバックスのデリック・ホール球団社長【写真:編集部】

ホール社長が大胆分析「シーズン途中で守護神を務める時もやってくる」

 ダイヤモンドバックスが形成した“新”勝利の方程式は、抜群な威力を示している。ホール社長が感銘を受けていたのは、日本人の宝刀・スプリットだった。

「平野のスプリットはワイプアウトピッチだ。スプリングトレーニングでは、J.J.プッツにメジャー球に慣れるように指導してもらった。彼は素晴らしい。追い込んだらスプリットで三振を取れる。開幕ではクローザーではないが、シーズン途中で平野とブラッドリーはクローザーを務める時もやってくると思う」

 開幕時にクローザーに襲名されたのはボックスバーガーだった。だが、長いシーズンを送る中で、平野とブラッドリーが守護神を任されるタイミングが訪れるだろう、と球団社長は分析している。

 平野には、心強い宝刀スプリットのアドバイザーが用意されている。プッツはメジャー通算189セーブを記録した名クローザー。マリナーズ時代はイチロー外野手と共闘したが、切れ味鋭いスプリットを武器にマウンドで輝きを放った。現在はホール社長付き特別アドバイザーを務めているスプリットの使い手はメジャー球をしっかりと落とすためのアドバイスを平野に送っていたという。

「平野は日本での経験は深いが、ここでは1年目。あまりプレッシャーを与えたくなかったんだ」とホール社長。開幕10試合ですでに7試合に登板と、平野に対するチームの信頼は絶大だ。2シーズン連続のプレーオフ進出に視界良好なダイヤモンドバックスで、クローザーになる日が訪れるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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