空振り率70.3%…大谷のスプリットに賛辞やまず「MLBで最もえげつない球」
プライスのカットボール、リンスカムのスライダーに続く大谷のスプリット
そして、データで大谷のスプリットを分析。今季2試合でスプリットを58球投じ、打者13人から三振を奪っているが、これはリーグで3番目の数字だと指摘。アストロズのランス・マッカラーズ投手がカーブで、ダイヤモンドバックスのパトリック・コービン投手がスライダーで、大谷のスプリット以上の奪三振を記録しているという。
また、記事ではMLB公式サイトのデータを引用。大谷のスプリットに対して打者は合計37回のスイングをしており、空振りは26回。この空振り率「70.3%」はメジャー全先発投手のあらゆる球種の中で、最高の数値だというのだ。
さらに、野球専門の米データサイト「ファングラフス」のデータから、2002年シーズン以降のメジャー全投手が年間50球以上投じた球種の中で、大谷のスプリットはなんと3位の効率性を示しているという事実も伝えている。1位は今季のデビッド・プライス投手(レッドソックス)のカットボールで、2位は2008年のジャイアンツ時代のティム・リンスカム投手(レンジャーズ)のスライダー。「オオタニ」の名前が偉大なサイ・ヤング賞投手とともに並んでいる。
魔球スプリットは、二刀流のスーパースターの“切り札”としてアメリカでも脚光を浴びている。
(Full-Count編集部)