好調・大谷を止められるのは「大自然」だけ!? 米紙特集、負傷リスクに懸念も
悪天候の中での試合開催、メジャー監督からも賛否
この日は有色人種のMLB入りの道を切り開いたジャッキー・ロビンソンの功績を称える「ジャッキー・ロビンソン・デー」で、全選手が「42」のユニホームを背負ってプレーするメジャー恒例のイベントが各地で開催された。記事では試合が全米中継される事情もあったことを伝えつつ、“大谷の先発日だから試合を強行するのか?”などと声を上げる選手もいたこともレポートしている。
一方、米紙は14日(同15日)のカブス-ブレーブスの一戦が悪天候の中で行われたことにも言及。その試合でカブスは14-10で勝利したが、ジョー・マドン監督は記事の中で「これは野球をやるべき天気ではない。プレーには酷すぎる要素が存在した。生産的とは言えない。言われたからには我々としてはやるだけだが、自分の野球人生で最悪な状況だった。今までに本当に酷い状況を私は経験しているがね」と憤慨するコメントを残している。
ただこの日はエンゼルスのマイク・ソーシア監督がMLBに一定の理解を示したようで、「風がなければプレーできた。我々は0.6度の中、プレーしたことがある。だが、風が状況を悪化させた。MLBは正しい決断をした」と話し、「彼(オオタニ)が先発したとしても、彼に問題が起きたとは思わない。ある時点では、投手のみならず、選手は寒かろうが試合をしなければいけない時もある。シーズン序盤か終盤か、プレーオフか、とても不快な気候でもプレーすることになる」との持論を唱えたという。
記事ではエンゼルスが温暖なカリフォルニアを本拠地とすることから、「彼らが寒さと向き合うことはプレーオフまでないかもしれない」と分析。「もしかすると、その時に初めて、寒さがオオタニにいかなる影響をもたらすのか、知ることになるのかもしれない。今のところ、我々が知っていることは、彼を止めることができるのは母なる大自然だけ、ということだ」と結論付けている。
ここまで投手として2戦2勝、防御率2.08、打者として打率.367、3本塁打、11打点と投打でメジャートップクラスの成績を残している23歳。歴史的な寒波以外に絶好調の二刀流を阻むものはない――。米メディアは大谷の圧巻の活躍に最大限の評価を与えている。
(Full-Count編集部)