「投」の東&京山に「打」の神里、若手抜擢でDeNA躍進 セ新人王レース序盤戦
新人王有資格者の序盤の成績、投手では中日ドラ1鈴木博の活躍も光る
プロ野球開幕から3週間余り。セ・リーグでもフレッシュな顔ぶれの活躍が目立っている。新人王有資格者の序盤の成績を見ていこう。
新人王有資格者は、海外のプロリーグでプレー実績がなく、支配下選手に初めて登録されてから5年以内で、投手は前年までの1軍での登板イニング数が30イニング以内、打者は前年までの1軍での打席数が60打席以内の選手だ。
セの新人王有資格投手の1軍成績。記録は4月20日まで。
東克樹(De)3試2勝1敗0S0H 19回2/3 防御率1.83
京山将弥(De)3試3勝0敗0S0H 16回1/3 防御率1.10
アドゥワ誠(広)8試0勝0敗0S0H 8回2/3 防御率0.00
高橋昂也(広)1試0勝0敗0S0H 4回 防御率11.25
高橋遥人(神)1試1勝0敗0S0H 7回 防御率0.00
谷岡竜平(巨)4試0勝1敗0S0H 5回 防御率5.40
篠原慎平(巨)3試0勝0敗0S0H 5回 防御率3.60
中川皓太(巨)2試0勝0敗0S0H 1回1/3 防御率13.50
鈴木博志(中)8試1勝0敗0S2H 8回1/3 防御率0.00
木下雄介(中)1試0勝0敗0S0H 1回 防御率0.00
中尾輝(ヤ)7試1勝0敗0S0H 10回 防御率3.60
風張蓮(ヤ)8試1勝1敗0S0H 8回2/3 防御率5.19
沼田拓巳(ヤ)1試0勝0敗0S0H 1回 防御率9.00
何といってもDeNAの2人の先発投手の活躍が際立っている。ドラ1東克樹と昨年のドラ4京山将弥が、開幕からローテを守って2勝と3勝。投球内容も素晴らしい。彼らの活躍もあってラミレス監督は、昨年までの主戦投手・井納翔一を中継ぎにし、セーブ機会が増えたクローザー山崎康晃のサポートに回している。見事な用兵だ。
中日のドラ1鈴木博志は即戦力としてセットアッパーの任を担っている。21日の広島戦ではプロ入り初勝利を挙げた。広島のアドゥワ誠も8試合に投げて防御率0.00を維持している。
阪神の昨年ドラ2の高橋遥人は、キャンプ中に金本知憲監督が「惚れ惚れした」と言うほどの投球を見せ、4月11日の広島戦でプロ初先発、7回無失点の好投で期待に応えた。