大谷翔平、23日は「フルゴリラ」 指揮官が使った専門用語に広報が混乱!?
22日の試合は出場機会なし、21日は「『フルゴリラ』ブルペンではなかった」?
エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)の本拠地ジャイアンツ戦でスタメンから外れ、最後まで出場機会はなかった。試合前の監督会見では、二刀流右腕の次回登板について、質問が集中。その中でマイク・ソーシア監督がブルペン入りに向けて口にした「フルゴリラ」という言葉が話題となっており、米メディアも取り上げている。
大谷は17日(同18日)のレッドソックス戦では右手中指のマメの影響で2回3失点、66球で降板。しかし、指揮官は当初から重症ではないことを明かしており、大谷は4打数2安打をマークした20日(同21日)の試合前にブルペン入りした。次回登板は順当にいけば中6日で24日(同25日)のアストロズ戦となる見込みだ。
21日の試合前、大谷のマメの状態について聞かれたソーシア監督は「良い感じだったと思うけど、昨日のブルペンは『タッチ・アンド・フィール』(感触を確かめる、の意味)で、本気で投げる『フルゴリラ』ブルペンではなかった。ボールの感触を確かめる程度だ。日曜日(22日=同23日)のブルペンでは(状態に関して)もう少し把握できるだろう。昨日のブルペンは間違いなくいい内容だったし、一歩進んだ感じはある」と説明した。
すると、日本メディア向けに指揮官のコメントを通訳していたグレース・マクナミー広報は、「フルゴリラ」について聞き返すなど“四苦八苦“。ソーシア監督は「これはアメリカ流で『全力で行う』という意味なんだ。100%の力で投げる。これを我々は『フルゴリラ』と呼ぶ。段階があるんだよ。『フルゴリラ』、『タッチ・アンド・フィール』、『スロープ』などね。ピッチャーの調整具合によって度合いが変わるんだ」と説明した。