大谷への辛口評価、米名物コラムニストが撤回「なし遂げたことは語り草になる」
二刀流右腕・大谷翔平の活躍に米名物コラムニストが“辛口予想”撤回
開幕前に二刀流右腕・大谷翔平に辛口評価を下していた米名物コラムニストが一転、その才能に賛辞を贈っている。
「直近の数字のことはあれど、エンゼルスのショウヘイ・オオタニは本物だと思われる」
25日(日本時間26日)、こんな見出しで特集記事を掲載したのは米経済誌「フォーブス」(電子版)だ。記事を執筆したのはバリー・ブルーム記者。昨季までMLB公式サイトでも執筆していた名物コラムニストである。
同記者は記事の中で「ザ・ショウヘイ・オオタニ現象は、火曜日のヒューストンでも継続した。そして、はっきりとさせておこう。今となってはもはや現象ではない。4度目の先発で残した数字は決して壮観ではないが、そのパフォーマンスはまさに壮観というものであった」とレポートした。24日(日本時間25日)の敵地アストロズ戦で今季のメジャー先発投手で最速となる101マイル(約163キロ)を計時するなど、際立った球速を披露したことなども紹介している。
ブルーム記者は開幕前、二刀流右腕に厳しい視線を向けていたメディア関係者の一人だった。スプリングトレーニングで防御率27.00、打率.125と苦しんだ大谷について印象を聞くと、「ファンやメディアも今すぐという活躍を期待するが、オオタニとエンゼルスの契約は6年間ある。長期プロジェクトだ。だから、今すぐに活躍しなければいけないということではない。ファンもオオタニ自身も忍耐も必要だ」と指摘。「投手・大谷」の成績について「5勝8敗」と予想する一方、「打者・大谷」についても辛口の見解を示し、「私はオオタニの本塁打数について、投手としての勝ち星よりも少ないだろうと予想しているんだ。つまりホームランは5本未満だ」、「投打どちらも仕上げるには、時間が必要だ」と評していた。