4241日ぶり白星の松坂大輔 初対峙の後輩・筒香に“敬意”「彼の存在は特別」
喜びを覚えた対決「彼の存在は特別」「いいなぁと思いましたね」
若かりし頃に戦ったイチローや松中信彦といった好敵手と対峙した時の感覚を思い出したのかもしれない。「これほどまでに強烈に意識する打者というのも、そんなにいない。彼の存在は特別だと思う。そうなるだろうな、とは思っていました、自分で。自然と力が入ることになるだろうなと」。独特の感覚に、間違いなく松坂は喜びを覚えていた。
松坂の全力投球に、フルスイングで応えた筒香。球界を代表する、そして“侍ジャパンの4番”となった10歳下の後輩を、松坂は「いいなぁと思いましたね。まあランナー1人出て、彼のところに回ってきたらそれだけでピンチだとは思うんですけど、あのスイングを見て、すごい気持ちいいなというか、こっちも負けていられないなという気持ちにさせられますよね」と称えた。
惜しむらくは、結果的に2つの四球を与えてしまったこと。「3打席ともしっかり抑えたかったですね」と振り返った松坂だったが、今シーズンはまだ4月が終わったところ。シーズンの先はまだ長い。今後も対戦する機会はあるはずだ。「松坂対筒香」。横浜高校出身の先輩後輩対決は、2018年シーズンにおける名勝負となるかもしれない。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)