大谷の“驚速”二塁打、ジェットエンジンに喩える声も「信じられない爆発力」
「信じられない爆発力」「巨漢が大きなストライド」
そして、「これはべリオスの高めに浮いたチェンジアップでした。ショウヘイは遅い変化球を右中間にライナーで運びました。一塁を周った後、素早くアフターバーナーを入れました。今季4本目の二塁打です。15打点目です」と大谷のスピードアップをジェットエンジンの加速装置に喩えるほどたった。
一方、この日、実況を務めたのは現役時代にメジャーとソフトバンクで投手としてプレーしたC.J.ニコウスキー氏。こちらも「一塁の段階では100%で走っているのか分かりませんでしたが、突然スイッチが入りました。信じられない爆発力を見せて、巨漢が大きなストライドを見せました」と加速ぶりに驚嘆していた。
さらに、グビザ氏は1980年代のカリフォルニア・エンゼルス時代に活躍したジャマイカ出身のスピードスターを例に挙げた。
「エンゼルス史上に残る偉大なデボン・ホワイトほど速いというわけではないのですが、彼のストライドには類似性があります。ベースを最短で回るので、塁間で一層加速しているのです」
2001年に現役引退するまでに346盗塁を記録した韋駄天外野手は、ゴールドグラブ賞7度、オールスター出場3度と活躍した。クラブ史にその名を刻むスピードスターと比べられる大谷は、その脚でも全米を魅了している。