大谷翔平は投打で欠かせない― 米地元紙がリアル二刀流の「Xデー」特集
指揮官は慎重姿勢、「9月に我々が検討すること」も…
記事ではマイク・ソーシア監督が大谷の投打同時起用について慎重な姿勢を示していることを紹介。指揮官は「我々はそのシナリオも検討した。間違いなく、彼にはラインアップで打ってもらいたい。しかし、DHがなければ戦術的に不利となってしまう。もしも2回でマメができたり、球数がかさんで、5回で降板になってしまったら、ナショナル・リーグでの戦い方ができるほど、現時点での我々の戦力層は厚くはないのだ」とコメント。「投手・大谷」がDHを解除して打席に立つことになれば、代打として起用できる打者も限られてくることから、「(ロースターが拡大する)9月に我々が検討することだ。もしも、状況が深刻で、ラインナップに彼のバットを必要とするなら、だ」とも話しているという。
一方で同紙は「監督はナ・リーグの球場で打席に立つ可能性にも含みをもたせた」と、指揮官が交流戦で投打同時起用に踏み切る可能性も伝えており、指名打者制のないナ・リーグの敵地戦が7月13日から15日までのドジャース戦、8月13日から15日までのパドレス戦、8月21日と22日のダイヤモンドバックス戦となることを紹介している。
すでに大谷が日本ハム時代に経験した“リアル二刀流”はメジャーでも実現するのか。全米も「Xデー」に注目し始めている。
(Full-Count編集部)