パ6選手が「インクレディブル・ファミリー」声優に挑戦! 柳田・山川・高梨編
楽天・高梨はクールな表情で淡々と監督の期待に応える
〇楽天・高梨投手の場合
昨季、ルーキーながら楽天の快進撃を支えた左キラー・高梨。収録前は「ひと言に魂を込めてやっていきたいと思います」と爽やかな笑顔を見せた。
もちろん声優初体験ということで、一発目は戸惑いが強かったようだが、一度監督に簡単な指導を受けて改めて臨むと、ほぼ完璧な演技。ディズニースタッフも思わず「勝負強い」と唸った。さらに細かい注文が飛ぶも、落ち着いた返事をしながら巧みにこなしていく。
ヘッドホンで英語の音声を聞いてから声を出すまで間がないのは、さすがプロ野球選手の反射神経。監督も、打てば響くような反応には「上を狙いたくなってくる」と気合いが入る。それでもクールな表情で淡々と期待に応えた高梨。表情からはうかがえなかったが、「プロ初登板と同じくらい緊張」したそう。「最後の2回くらいは差されました」。
収録後、自身の声が入った映画については「まず一度、両親に観せて反応をうかがってから友達には言いたいなと思います」と笑った。「野球以外での高梨投手のスーパーパワーは?」という質問には「対応力ですかね。料理とか、新しく始めようと思ったことを、わりと早くできるようになるかなと思います」。
東北のファンに対しては「ピッチングだけではなく、声でも東北を熱くさせていただけたらと思うので、ぜひ観てください」とアピール。終始物腰が柔らかく、気遣い上手で、そつのない高梨投手だった。
以上、人生初の映画声優に挑戦した選手たちの様子を、「パ・リーグインサイト編集部」がお伝えした。忙しい中で、まったく別ジャンルの「声優」というものに挑んだ選手たちだが、普段数万人もの大観衆の前で自らのパフォーマンスを披露しているだけあって、思い切りの良さはさすがだった。どの選手がどの役を演じているか、ぜひ劇場で確かめてほしい。
〇映画「インクレディブル・ファミリー」とは?
アカデミー賞にも輝いた『Mr.インクレディブル』の最新作で、壮大なスケールとユーモアで描かれる一家団結アドベンチャー。ピクサー・アニメーション・スタジオが贈る長編アニメーション20作目という記念すべき作品だ。8月1日(水)より日本公開。
〇ストーリー
彼らは、どこにでもいるフツーの家族……ではない。パパもママも3人の子供も、それぞれ異なるスーパーパワーを持ったヒーロー家族なのだ!
超人的なパワーをもつパパ、ボブ、伸縮自在なゴム人間のママ、ヘレン、超高速移動できる長男ダッシュと、鉄壁バリアで防御できる長女ヴァイオレット。さらに、スーパー・パワーに目覚めたばかりの赤ちゃんジャック・ジャック…その潜在能力は、まだ未知数。家事も育児も世界の危機も、驚異のスキルと家族の絆で乗り越える、この夏最高の一家団結アドベンチャーが誕生した!
〇「親子ヒーロープロジェクト」
プロ野球や球場の楽しさをより多くの家族連れに体験してもらうため、人気コンテンツと共同で実施しているパ・リーグ横断型企画。今夏は1球団2日間ずつの日程で、『インクレディブル・ファミリー』と連動した球場イベントを予定している。
・開催日程
7月21日、7月22日 ZOZOマリンスタジアム(ロッテ対オリックス)
7月28日、7月29日 札幌ドーム(日本ハム対オリックス)
8月4日、8月5日 福岡ヤフオク! ドーム(ソフトバンク対オリックス)
8月11日、8月12日 楽天生命パーク宮城(楽天対西武)
8月17日、8月18日 京セラドーム大阪(オリックス対ソフトバンク)
8月18日、8月19日 メットライフドーム(西武対日本ハム)
(「パ・リーグ インサイト」馬塲呉葉)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)