ダルビッシュの復帰時期、球宴後が最適? 米メディア“進言”「100%の状態で」
「マウンドに復帰する前に、メンタル的な難しさをしっかり乗り越えなければ」
不安もあるという。トニー・アンドラッキ氏が指摘しているのは、痛めているのが右上腕三頭筋であるという点。4週間前にMRI検査を受け、異常が見られない中、マイナーで圧倒的なピッチングを披露したダルビッシュは「自信なさげだった」という。「まだ痛みがあるかのように感じました」とも言及している。
ダルビッシュが2015年に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けたことに触れつつ、アンドラッキ氏は「彼は上腕三頭筋の故障が肘に関係しているのではという不安を感じていました」と言及。そして、「今回の上腕三頭筋の問題はどちらかというと(肘よりも)肩に関係しています。ここで感じられるのは、彼はマウンドに復帰する前に、メンタル的な難しさをしっかり乗り越えなければなりません。カブスはこれまでに彼をサポートしてきましたが、どのように彼をその段階まで導けるのか私には、はっきりとわかりません」とも指摘した。あらゆる不安を取り除くことが重要だというのだ。
アンドラッキ氏はさらに、開幕から苦しんだダルビッシュが、レンジャーズ時代にはほとんど経験したことのない本拠地のファンからのブーイングをリグレー・フィールドで浴びたことも紹介。これもメンタル面への影響があると推測した上で、「しかしながら、彼はとにかくマウンドに上がり続けなければなりません」としている。
オールスター後の復帰を勧めるストックメイヤー氏は「私なら彼に前もってこう伝えます。オールスター期間が終わったら100%の状態になっているから、まるで新しいシーズンであるかのように今シーズンのこれまでをリセットしなさい、と」と“進言“。そして、「カブスはダルビッシュの状態が良好でない限り、ワールドシリーズを制覇できるとは思えません」と付け加えた。
万全の状態で復帰し、本来の力を見せつけることができるのか。指揮官、チームメート、そして、ファンは「最高のダルビッシュ」を待ち望んでいる。
(Full-Count編集部)