辻監督も「寿命が縮まった」救援陣の乱調 西武を救った木村文のサヨナラ弾
クラシックユニフォーム時代は投手「まさか野手になってるなんてね」
2006年に投手としてドラフト1位で入団した木村文。「このユニフォームがすごく気に入っています。当時は投打が凄くかみ合っている強いチームという印象。ファームで結果を出して早く1軍で投げたいという気持ちで練習していた」と、クラシックユニフォーム時代に想いを馳せると「まさか野手になってるなんてね。考えてもいなかった」と、最後は笑顔で報道陣を和ませていた。
10回以降の継投に頭を悩ませていた矢先の一発に「チームを救ってくれた」と、辻監督は木村を称賛。そして「このユニフォームで勝ててよかったというのが一番大きい」と表情を緩めた。
また、連日の失点となったリリーフ陣については「ヒースはどうしたんだろう。もっと大胆に腕を振っていかないと。カスティーヨは、気持ちが入りすぎたのかチェンジアップの球速が速すぎた気がした。もう少し抜ければ。慣れてくれば、三振も取れる投手だし、今は彼しか選択肢がない」と、守護神を含め、リリーフ陣の早期配置転換は考えていない。
日本ハムとソフトバンクが敗れたため、パ・リーグは5球団が3ゲーム差にひしめき合う混戦模様に。3日から西武は北海道で日本ハムと対戦するが、指揮官は「ビジターだからといって戦い方は変わらない。必死でやっていくだけ。現状を直視して頑張ります」とコメントを残し、球場を後にした。