楽天ペゲーロ、三振数は強打者の証!? 歴代シーズン最多三振を振り返る

歴代トップは近鉄・ブライアント、上位を独占

 このペースで残り試合も三振をするとすれば、シーズン終了時の三振数は192になる。これはNPB史上でも屈指だ。

NPBシーズン三振数10傑

1ブライアント204(1993年近鉄・127試合/1.61)
2ブライアント198(1990年近鉄・108試合/1.83)
3ブライアント187(1989年近鉄・129試合/1.45)
4ブライアント176(1992年近鉄・119試合/1.48)
5岩村明憲173(2004年ヤクルト・138試合/1.26)
6中村剛也172(2015年西武・139試合/1.24)
7エルドレッド169(2014年広島・118試合/1.43)
8M.ゴメス166(2014年阪神・143試合/1.16)
9デストラーデ165(1990年西武・130試合/1.27)
10A.ジョーンズ164(2013年楽天・143試合/1.47)

 192三振は、は史上3位となる。1試合当たりの三振数も史上4位だ。シーズン三振数の4位までは、ラルフ・ブライアントが独占している。ブライアントは近鉄の強打者として本塁打王3回、通算259本塁打を記録したが、その分、三振数も桁外れに多く「大型扇風機」の異名をとった。

 上位10人のうち8人は外国人選手。長打を期待される外国人選手は、その分、三振数も増える傾向にあるのだ。
日本人選手では岩村明憲、現役の中村剛也が名前を連ねている。三振数は不名誉な記録だが、本塁打を量産すればチームへの貢献度は上がる。ペゲーロは三振数に見合う本塁打を打つことができるだろうか?

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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