日米野球で母と祖父の国・日本に来るイエリチ 背中を押した亡き友への思い
「可能なうちに経験しておかないと。野球人生は短い。人生も短い」
「僕たちの多くは、その(事故の)後によく考えることになったと思う。『野球選手としての時間はすぐに去ってしまう』ということをね。それが今回の決断の決め手なんだ。『可能なうちにこういうことは経験しておかないとな』と自分に言い聞かせた。野球人生は短いものだからね。そして、人生そのものも短い。(日米野球は)素晴らしい機会だ」
野球人生も、自分の人生も、一瞬のうちに過ぎ去ってしまうもの、ならば、母親と祖父の国・日本へ行くチャンスを見送るべきではない――。イエリチが日本行きを決意した裏には、深い思慮があった。
MLBオールスターの監督は、昨年までイエリチとともに戦っていたマーリンズのドン・マッティングリー監督。MLB屈指の好打者は、古巣の指揮官とともに、母、祖父の母国で大暴れしてくれそうだ。
(Full-Count編集部)