【1軍をマクレ】ロッテ安田が燃やす闘志「負けていられない」 清宮、西巻の活躍に「いい刺激」
12歳年上の兄に絶大なる信頼「野球の師匠が兄と言ってもいいくらい」
12歳年上の兄・亮太さんの影響で「ホント生まれた時からって言っていいくらい」幼い頃から野球と一緒だ。亮太さんはPL学園時代に前田健太(ドジャース)ともバッテリーを組み、明治大進学後、現在は社会人の三菱重工名古屋で捕手として活躍する。「野球の師匠は兄と言ってもいいくらい。それでもおかしくないくらい教えてもらっていましたね。今でもアドバイスをもらいます」と信頼は揺るがない。
1軍を目指す上で、刺激になっていることがある。それが、清宮幸太郎(日本ハム)、西巻賢二(楽天)ら同級生の活躍だ。侍ジャパンU-18代表として、ともに注目され、ともに戦った仲間の存在は、大いなる発奮材料となる。
「注目されたといっても、僕らの学年だと清宮とか、夏の甲子園が終わった時には中村(奨成)がドーンっていってたので、自分はそんなにプレッシャーを感じることはなかったですし、むしろそれに追いつけ追い越せ、という気持ちの方が強かったです。
今でもいい刺激をもらってますね。相手のチームに同級生がいると自分も燃えるところはありますし、負けていられにないなって。切磋琢磨じゃないですけど、向こうも頑張っているんだったら自分も頑張らないとって思います。今でも清宮や西巻が上で活躍するのを見て、負けていられないって気持ちはすごくある。いい刺激をもらいながら、いいライバルとしてやっていけるんじゃないかって思います」
自分に何が足りないか。自分が目指すべきものは何か。進むべき道が明確に見えた19歳の言葉は最後まで力強い。
「ベンチに信頼される、チームメイトに信頼されるような選手になりたいです。チャンスで安田にまわってきたら大丈夫やと思われたり、ここで打ってくれってところで打てる、そんな選手になりたいです」
(佐藤直子 / Naoko Sato)