ロッテナイン、コーチが語る福浦和也の凄み「底辺レベルの選手だった」
同期入団の小野晋吾2軍投手コーチは「正直僕よりも体力はなかった」
ロッテの福浦和也内野手は22日、ZOZOマリンスタジアムで通算2000本目となる安打を放った。第3打席までは無安打に終わっていたものの、8回裏の先頭として打席に立った第4打席で“らしい”二塁打を放ち、30019人の大観衆の前での偉業達成となった。
福浦は1993年のドラフト7位で千葉ロッテに入団。同期入団の選手には小野晋吾2軍投手コーチ、大塚明1軍外野守備走塁コーチがいる。小野2軍投手コーチによると、入団時の福浦選手は体力がなかったという。
努力を積み重ねていき、1997年にプロ初安打をマークすると、2001年に首位打者、同年から6年連続で打率3割を記録し、球界を代表する“安打製造機”となった。
近年は代打を中心に活躍しているが、鈴木大地内野手や加藤翔平外野手などは福浦の“準備力”がとても勉強になっているという。コツコツと積み上げてきた安打はついに2000本に到達したが、千葉ロッテの選手・コーチは福浦の凄さについてどのように感じているのだろうか。
◯小野晋吾2軍投手コーチ
「僕にしても福浦にしても、(入団した頃は)プロ野球選手として本当に底辺レベルの選手だったと思うんですよ。同じピッチャーとして入ってトレーニングを一緒にやっていたのですが、正直僕よりも体力はなかった。底辺レベルから偉業を成し遂げるところまでいったというところが、僕の中ではスゴいことだと思います」
◯伊志嶺翔大(8年目/外野手)
「一番は準備ですかね。何事にも準備を怠らない方なので、そういうところは見て学びました。これからの野球人生、何事も結果が準備で決まるという気持ちで準備をしていきたいと思います」
◯鈴木大地(7年目/内野手)
「練習に入る準備、練習内容、毎日変わらず同じ事をやっているというのはすごいと思います。技術もそうなんですけど、そういうのがあるからこそ長くやれていると思います。人望もスゴいですし、人柄も素晴らしいです」