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「ぜひロッテにいてほしい投手」―救世主になる可能性を秘めた2人の助っ人

18年シーズンはセ・パ両リーグとも外国人投手の活躍が目についた。千葉ロッテマリーンズにも2人の大型右腕がいた。マイク・ボルシンガーとタナー・シェッパーズ。苦戦が続くチームの救世主になる大きな可能性を秘めている。

大きく異なる環境に適応する柔軟性が大きな武器

 レンジャーズでは主にブルペン担当だったが、14年には先発として開幕投手も務めたほど。しかしその後は故障などもありマイナー生活も味わう。メジャー実働6年間で180試合登板、12勝7敗3セーブを記録している。

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「もちろん学生時代からメジャーでやっていく自信はずっと持っていた。絶対に結果を出そうという気持ちも強かった。実際にドラフトでも良い評価をしてもらったしね。でも、なかなか結果も出ずにチャンスも少なくなってきた。故障をしてマイナーでプレーしている時などにいろいろ考えた」というシェッパーズに、日本からの話がやってきた。

「ロッテから話が来た時にはチャンスだと思った。日本でプレーしてその後メジャーで成功した投手もいる。多くの日本人選手もメジャーで素晴らしい結果を残している。実際、ダルビッシュなどはレンジャーズで一緒にプレーしたからね。日本野球のレベルの高さはよく知っている。だから自分自身の環境を変えて、挑戦してみようと思った。必ず自分にプラスになるだろうと信じていたね」

 18年にNPB入りした外国人投手では、巨人のテイラー・ヤングマンに注目が集まった。カージナルス復帰を果たし最多勝を獲得したマイルズ・マイコラスの後釜として、入団した11年ブルワーズのMLBドラフト全米1巡目(全体12位)投手。しかし、左手の骨折もあり1年目は3勝に終わった。対照的にロッテの2人は年間を通じてチームに貢献した。清水コーチは語る。

「チーム事情もあってそこまで報道もされなかった。でも本当に良い影響をチームに及ぼしてくれた。ボルシンガーは後半、故障などもあったけど先発投手として投げてくれた。シェッパーズは最初、ブルペンだったけど、先発という大きな可能性を見つけ出せた。2人とも性格的に真面目だしハングリー精神もある。若い投手の多い中にあって、手本になっている部分もある」

 ボルシンガーに関してはキャンプ、オープン戦を通じて評価も高く、期待に違わぬ結果も残した。環境が大きく異なる中ですぐに順応しオールスター出場を果たすというのは並大抵のことではない。

「もちろん来日前に日本のことはいろいろとリサーチした。技術的なことはほとんど変えていないけど、コンディショニングなどはいろいろと試して適応させた。日本は梅雨もあるし、加えて夏が信じられないほど暑い。だから例えば、屋外での調整は短めにして、屋内でバイクを漕いだりウエイトをしたりね。汗だけはしっかり流すことは変わらないけど、その方法を変えた部分はあるね」

 シェッパーズはブルペンで投げていく中で新たな可能性が見えた。2軍での調整を重ね、8月23日の西武戦でNPB初先発。シーズン中にいきなりの配置転換はとても難しい。しかし新しいことに意欲的に取り組む姿勢に好印象を受けている、と清水コーチも感心している。

「アメリカでも先発の経験はあるし、そこまで気にはならなかった。チーム事情もわかっていたし、心の準備のようなものはあったのかもしれない。またブルペンから先発へ転向となると新しいことにも取り組む。登板間隔の調整や球数のことなどね。それを1つずつクリアしていくのは楽しいよ。僕自身、常に新しいチャレンジが好きだからね」

「やはり短いイニングだと攻め方は少し変わってくるかもしれない。ブルペンならば対戦する打者が少ないので、その日、もっとも良い球中心でも良い。球に力があれば押していけば良い。でも先発はそうもいかない。だから外からのスライダーなどでカウントを作るような配球も試したりしている」

 登板間の調整方法や配球など、これまで培ったものに日本式をミックスさせてさらなる成長をしている。柔軟でクレバーな考えを持つ2人が結果を出せるのは必然とも言える。

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