快投カーショーにロバーツ監督は最敬礼「記憶にある中で最高の登板の1つ」
完投は逃すもチームの勝利が全て「我々の目標は11勝すること」
「(完投は)それほど考えなかった。確か6回だったと思うが、彼のハムストリングに打球が当たった。明らかに彼の投球は本当に良かったが、あの場面ではケンリーに登板させることが良い選択だと感じた。打者によっては、もう1人クレイトンに投げさせるつもりだったが、完投させることに関してはそれほど考えなかった」
「彼は私の考えを理解していたんだと思う。完投するのは素晴らしいことだと分かっている。投手なら完投したいと思うだろう。そのことは完全に理解しているし、尊重する。しかし、我々の目標は(PSで)11勝することなんだ。だから、これは正しい決断だったと思うし、クレイトンも100%賛成してくれた。彼はチャンピオンになりたいんだ。これが彼にとって次の登板準備の面でも最善であると思った」
実際に、降板してダグアウトに戻ったカーショーは満面に笑みを浮かべ、チームメートとハイタッチを繰り返した。30年ぶりの世界一へ向けて、やはりエースの力が頼りになりそうだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)